裁鎮

裁縫をするようになって裁鎮(さいちん)という言葉を初めて知った。
文鎮なら小学生でも知っているだろう。
もっとも近頃学校で書道を教えているのかな?教えていなければ無理だろうが・・・
 
文鎮は文字を書くときの重し、裁鎮は裁縫をする時の重しだ。
使ってみると非常に便利で、今では裁縫の時になくてはならないものになっている。
市販の物もいろいろあるようだが、鉄製の武骨なものばかりだ。
そこで自分で作ることにした。
それがこれだ。
 
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こんな小さな木の箱で重しになるのかと思うかもしれないが、重さは2kg以上ある。
実は檜の板の内部には鉛のインゴットが封じ込められているのだ。
だから始めて触る人は外見と異なるその重さにびっくりする。
出来上がった時、何気なく家人に手渡したら、その意外な重さに、取り落としそうになった。
「何、これ…?」と怪訝そうな顔。
ニヤリとし、心の中で快哉を叫ぶ私。
 
このところ五月にしては気温も低く、爽やかな日が続いている。
しかし梅雨はもう目の前。
綿入れを楽しめるのもあとわずかだ。
 
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