2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

黒の掛け衿

先日取り上げた対丈の綿入れ振袖に黒の掛け衿を掛けてみた。 時代劇でよく見かける町娘や商家の女将さんなどが着物の衿に掛けているものだ。着物の衿は汚れやすいのでそれを防ぐためのものだから、基本的に普段着に付けるもので、晴着やよそ行きには付けない…

綿入れお腰その2

綿入れお腰の心地よさに味をしめて邪な好奇心はエスカレートし、お引きずりの綿入れお腰を仕立ててみた。 お引きずりの着物が好きなので、お腰もお引きずりにしてみたらとあまり深かく考えなかったのだが、いざ出来上がってみるとあまり実用性はないと思った…

秋深しその2

前々回対丈仕立ての綿入れを取り上げたが、袖が短いと何となくもの足らない気がして同じような対丈で振袖も仕立てた。 いずれも裁縫を初めて間もなくの頃に仕立てたものだが、振袖の方は普段着としては袖が障りになって何かと不便であまり着る機会は多くなか…

綿入れお腰

袖口が擦り切れた古い襦袢があった。 薄桃色の本紋地に鹿の子をあしらった年代物で、もう廃棄してもいいのだが、生地が肌に吸い付くように滑らかで捨てるには惜しい気がする。 そこでお腰に仕立て直してはどうかと考えた。 裏は紅絹の羽二重にして綿入れ仕立…