綿入袢纏

雪国育ちの身にとってふっくらと綿の入った半纏はなじみ深いもので、どこか郷愁を感じさせる。
暖まるには、炬燵や囲炉裏の火くらいしかなかったので、綿入れ半纏は必需品だった。
数年前、あちこち探してみたが、なかなか気に入ったものはなかった。
今は洋服の上からでも手軽るに羽織れるように、筒袖のものがほとんどで袂のついたちゃんとしたものは皆無だ。
やはり気にいったものは自分で作るしかないようだ。
掛け衿と袖口には黒のビロードを用いた。
 
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