2021-01-01から1年間の記事一覧

雪乃幻想(6)

「今夜から雪夫の布団は私の部屋に敷きなさい」 お義父さまのその一言が全ての始まりでございました。 突然の言葉に怪訝な顔をしていたお母さまはやがてその意味を察すると、泣いてお義父さまに翻意を迫ったのですが無駄だったのです。 いつからか雪乃はお義…

雪乃幻想(5)

お義父さまのお手がついて側室として広大なお屋敷の奥まった一室に暮らすことになった雪乃は、無聊を慰めるため踊りのお稽古を始めたのでございます。 基本のお稽古が一通り済んだころ、いきなり大曲の藤娘など恐れ多いことですがお師匠さまに無理を言って稽…

雪乃幻想(4)

その日は春も間近というのに夕方から雪もちらつき、底冷えのする晩でございました。 こんな日は好きな重ね着をして絹のぬくもりにくるまれるのがこの上ない悦びなのでございます。 はじめにたっぷり真綿を含ませた真っ赤な綸子のお襦袢をまとい、その上に鹿…

雪乃幻想(3)

雪乃はお母さまにお仕置きされました。 後ろ手に縛められて柱に括りつけられたのです。 更に裳裾を露わにされながら太股に縄を打たれて鴨居に吊るされたのでございます。 こんな辱めを受けながら被虐の悦びに震え、雪乃の男の徴は赤い襦袢を押しのけて天に向…

雪乃幻想(2)

文庫結びが好きな雪乃はお母さまにお願いして特別大きな文庫に結んでもらいました。 白いうなじを露わににして胸高にきつく締められた幅広の帯・・・ その重さと拘束感に苦しさよりもむしろ心地よさを覚えるのは被虐への誘いなのでしょうか。 雪乃の心には以…

雪乃幻想

今宵も雪乃は高島田に髪を結い上げ、お引きずり振袖三枚襲をまとってお義父さまのお寝間へ召されました。 華やかな友禅の大夜着に二つ枕の艶めかしいお褥を前にして、やわらかな綸子の衣裳の奥に秘められた雪乃の股間はすでに怒張し、お菊はしっとりと潤い始…

マイブームは黒の掛け衿

ふとした思い付きで振袖に黒の掛け衿を掛けてみたら思いのほか具合いが良く気に入った。 それ以来いろいろな着物に試してみてはその変化を楽しんでいる。 今回はお引きずり振袖に黒ビロードの掛け衿をつけてみた。 色無地の引き振袖に黒の掛け衿など現実には…