風薫る

ついこの間桜が咲いたと思ったら、もう五月も半ばを過ぎてしまった。
山荘のベランダへ出てみると木々の梢の鮮やかな緑が目に染みるほどだ。
この時期になると、気温も日毎に上がって、森を抜ける風も心なしか湿り気を帯び梅雨入り間近を思わせる。
着物を着るのも今シーズンはそろそろお終いかななどと思っていたのだが、この前の日曜日には思わぬ幸運に恵まれた。

その日は朝からすっきりと晴れ渡っていたのだが、昼近くなっても暑くなくて空気もからりと乾いている。
締め切った窓を開けて風を入れた。70パーセント近かった湿度はみるみる下がり、三十分もしないうちに40パーセント以下になってしまった。
絶好の着物日和だ。
そういえばこのところきちんと帯を締めて着物を着てないな・・・

冷房をしないで着物を着るのは今日が最後かな・・・そんなことを思いながら写真を撮ってみた。

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自分ではちゃんと着たつもりなのだが、こうして写真で見てみるとかなりいい加減な着付けで、あらばかり目立つ。

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