寒くなってきた

先日の紫ピンクの引き振袖に綿入のはんてんを羽織ってみた。
盛装である引き振袖に綿入はんてんの取り合わせなど現実にはあり得ない話だが、好きなものを好きなように着るのが私の流儀なのでこれもありかと。
 
深窓の姫様が重くて堅苦しい打掛を嫌って脱いではみたが、真冬の寒さはさすがにこたえる。
そこで町家の出の侍女が
「姫さま、こんなものをお召しになってみては…」
と差し出したのがふんわりと綿の入った綸子のはんてん。
おお、なんと軽くて暖かいことか…と姫さまはいたくご満悦の体。
それからこの下世話な防寒着を姫様は愛用されたとか。
 
こんなバカな空想をしては楽しんでいる。

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