慮外者ッ(5)

 

お家再興のため隣国の領主の側室になることを決意した姫は白無垢姿で殿のご寝所へ赴く。

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ー不束者にございますが…
 
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ー姫、余の子を生むのだ
  それが戦乱の世に身を置く
 女の生きる道じゃ
ー…
 
                    ………………
 
夜も更け有明の月が西に傾くころ、ご寝所を後にする姫の姿が…

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しかし寝乱れた白無垢の裾を引きずる姫の足取りは思いの外軽い。
殿のお子を…戦乱を生きる女としての新たな野望が姫の心に芽生えていた。