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町人らしい男と若い娘の秘め事。
浮世絵にはよくある図柄で特に珍しくもないが、振袖を着て男に口を吸われているのは実は男だと分かると見方も変わってくる。
色子とか陰子とか呼ばれた若い男で、江戸時代かなり流行ったらしい。

浮世絵の春画などを見ると、秘部をむき出しにして絡み合う大胆なものが多いが、
この絵は着衣の乱れもなく、構図ももおとなしく絵もそんなにうまいとは思わない。
しかし抱かれている色子の姿態が妙に艶めかしく、唐突に突き出された右腕が
印象的で、ふわっとした色気があって心惹かれる絵なのだ。